ギックリ腰になってしまったときの対処法・立ち上がり方
こんにちは。大阪府貝塚市のおだ整骨院、院長のおだです。 治療院業界では有名な話ですが、4月は1年の中でも特に「ギックリ腰」になる人が多いシーズンです。 そこで今回は「ギックリ腰になってしまったときの対処法・立ち上がり方」について書いてみたいと思います。

4月は『ギックリ腰』に要注意!

寒かった冬の間は家の中でジッとすることが多く、あまり体を動かさなくなる傾向があります。 で、3月中頃から徐々に春になり暖かくなるにつれて動き出すことが増えて、すると体がびっくりして「グキッ!」なんてことに・・・ 重い物を持った拍子などで突然「グキッ!」と腰に激 痛が走り動けなくなってしまう『ぎっくり腰』。 ギックリ腰は、欧米ではそのあまりの激痛から「魔女の一撃(Hexenschuss:ヘクセンシュウス)」とも呼ばれています。 ある瞬間突然、「グキッ!」と激しい腰の痛みに襲われてあまりの痛みで動けなくなってしまいます。 特に何の兆候もなかったのに、ふとした瞬間に突然激痛が走るので「魔女が大きなほうきを振りかざして攻撃してきたのか?」とヨーロッパの人たちが疑いたくなる気持ちも想像できますよね。

ギックリ腰になってしまったときの対処法

ギックリ腰は筋肉がつってしまった状態が原因と言われています。 つった状態というのは筋肉が縮んだ状態で、腰を伸ばそうとしたり横に捻ったりすると、固くなった筋肉が引っ張られて激痛がおこります。 今回お伝えするのは、痛いなりにもなんとか座った状態になってからの対処法です。 骨盤の前の出っぱり部分と足の骨の付け根のちょうど間を親指でグッと押してみてください。 ちょっと痛いなと感じる部分があると思いますので、左右から親指で押したまま、上体をゆっくりと前に倒して起こす、というのを10回繰り返してください。 あくまでも無理をせずにできる範囲で大丈夫です。 前後10回ができたら、次は左右に10回、その後はグルっと上体を回すのを左右10回やってみてください。 ここまでできたら先ほどの固まった部分がゆるんでくるので、上体を起こす、ひねるといった動作が少しやりやすくなってくると思います。 何度も言いますが、無理をせずにできる範囲で取り組んでみてくださいね。無理は禁物です。

ギックリ腰になってしまったときの立ち上がり方

次はギックリ腰になってしまったときの立ち上がり方について。 ぎっくり腰になって痛くて立ち上がれない、というケースも少なくありません。 イスに座った状態から、まずは膝から下を引いて、両手でイスを押しながら腰が動かない様に上に立ってください。 よく聞くのが、立ち上がる時に上体を前屈みにしてから立とうとすると腰に負担がかかってしまい、ひどい痛みを感じてしまいます。 あくまでも腰は曲げずにまっすぐのまま、背中・腰をまっすぐにしたまま両手でイスを押して上にスッと立ち上がる、というのが腰への負担が少ない立ち上がり方です。 わかりやすい動画解説はこちらから ↓↓

ギックリ腰にならないための予防方法は?

そもそもギックリ腰にならないためにはどうすればいいの??ということも大切ですよね。 腰痛は日常生活もままならなくなってしまうので、腰が痛くならない・ギックリ腰にならないにこしたことはありません。 結論から言うと、ギックリ腰の予防には、日頃のストレッチやこまめな水分補給などが大切になります。 人間の体の70%は水分であると言われる通り、水分は私たちの体=筋肉にとってとても重要です。 血液も水分ですから、水不が足りなくなってしまうと血流も悪くなり疲労がたまりやすくなったり、いろいろな部位に支障が出やすくなってしまいます。 こまめな水分補給と日頃からのストレッチを意識してみてくださいね。