【悲報】同期の鍼灸整骨院が閉院、潰れてしまった件・・・
こんにちは。南大阪線州エリア、貝塚市にある骨盤矯正専門整骨院、おだ整骨院院長のおだです。

本日は院長ブログへのご訪問ありがとうございます。

さて早速ですが、今回は少しシリアスなテーマの記事になります。タイトルからもわかるように、同期の鍼灸整骨院が閉院してしまった、という情報が入りました。

閉院、倒産、つまり「潰れた」という話です・・・。

日本全国にコンビニよりも多い治療院の数

整骨院・接骨院は、大きく分けると「治療院」ジャンルに含まれる仕事になります。

治療院には、整骨院・接骨院以外にも、はり・きゅうを取り扱う鍼灸院、カイロプラクティックやマッサージ院も含まれます。

実は、この治療院の数、コンビニよりも多いんです。その数、全国のコンビニの約2倍といわれています。

整骨院・接骨院も含めた治療院、めちゃくちゃ多いです。少し歩けばここにもそこにもあそこにも、とすぐ見つかるくらいの数です。だって、コンビニの約2倍ですから。

特に、近年に治療院の数が激増している傾向があるそうです。

昔は、5年〜10年と修行を積んでから独立するのが一般的でしたが、最近では資格取得してから数年もしくはすぐに独立して新院を開院する数が増えているみたいで、全体数が増加しているといわれています。

閉院・倒産・潰れてしまう整骨院は多い

コンビニの数の約2倍といわれるくらい多い治療院ですが、その分、潰れてしまう数、閉院数も多くなってしまいます。

数が多くなるということは、同業者との競争が激しくなるわけです。

コンビニ業界でも同業者と激しい競争がおこなわれていますよね。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど、新商品からキャンペーンいろいろ、独自商品の開発など、本当にコンビニ業界は生き残るのが大変そうですよね。

で、治療院業界はというと、そのコンビニ業界よりも2倍多い数が存在しているわけですから、競争の激しさも2倍になってもおかしくないわけです。

そうした背景もあって、2018年に倒産した整骨院の数が過去10年間で最大になった、というデータが公表されています。

なぜ、多くの整骨院が潰れてしまうのか?

ライバル院の数が多いから、というのが整骨院などの治療院が潰れてしまう大きな要因だ、というのはその通りだと思います。

ただ、他にも閉院の要因はいくつかあると考えられます。

その中でも特に影響が大きいと考えられるのが「保険」の影響だと思います。

保険、つまりは健康保険のことですが、接骨院・整骨院では「保険適用」とか「健康保険使えます」と表記している院もあるように、患者さんの症状の種類によっては健康保険が適用されるものもあります。

健康保険が適用されると、基本的には、治療費の7割が健康保険が適用されて、残りの3割が患者さんの自己負担になります。この辺は病院と同じ話ですね。(自己負担が1割、2割の人もいます)

そのため、健康保険が使えると患者さんの自己負担額がグッと下がり、お財布に優しい値段で整骨院で施術を受けることができるわけです。

ただし、整骨院で受ける施術であればなんでも健康保険が使えるというわけではなく、健康保険が適用される項目は決まっています。

にも関わらず、整骨院・接骨院の中には悪いことを考えるとろこもあり、不正請求が多かったというのが過去の整骨院業界だといわれています。

現在では、保険の不正請求防止対策として、数多くの対策がおこなわれていて、健康保険適用となる件数もひと昔前と比べると半分以下になっています。

健康保険に依存している整骨院・接骨院は、ひと昔に比べると収入が半分以下になってしまい、倒産してしまう院が増えているというのが業界の流れです。

さいごに

健康保険だけに依存している整骨院・接骨院はもう長くは生き残ることができない、というのが定説です。

保険依存を脱却しよう、という流れも生まれてきていて、自費診療に移行している治療院の数も少しずつ増えてきています。

整骨院が潰れてしまうということは、その院に通院していた患者さんにとってはかなり困ることだと思います。

遠く離れた整骨院に通わなければならなくなり、年配の方によっては自分で通院するのが困難になってしまうことも考えられます。

整骨院を健全に運営する・経営するということは、地域の患者さんにとって安心して通院できる環境をつくることにつながります。

そうした観点からも、当院は地域の皆様のお役に立てるように健全な整骨院経営を目指してスタッフ一同精進していきたいと思います。