大阪市貝塚市にあるおだ整骨院の院長のおだです。
当院に通院されている患者さんの多くは腰の痛み=腰痛で悩んでいた方が多いです。
もちろん、首や肩の痛み、股関節や膝の痛みで困っていた、という方も多いですが、一番割合が多いのは「腰痛」だと治療現場にいながら感じています。
そこで今回は「腰痛」について。その原因はケースによって様々な要因がありますが、今回書いてみたいのは「ただ座っているだけでも腰痛の原因になるのか?」という点についてです。
ただ座っているだけでも腰痛の原因になる!?
一般的に考えやすい腰痛の原因・きっかけは、重い物を持ったり、中腰の状態で作業をする、などが多いと思います。
重いものを持ったり、長時間前屈みの姿勢で作業をしていたり、といったときにギックリ腰になることもありますし、そうした状態が腰痛の原因になるイメージが強いのが普通だと思います。
ですが、その一方で、ただ単に座っているだけでも腰への負担はかなり大きく、座っていること自体が腰痛の原因になってしまうことも少なくないのです。
具体的な例でいうと、タクシーやの運転手さんやトラックドライバーの方々には慢性的な腰痛持ちが多い、と言われることもありますよね。
座ること自体が腰に負担になっている、とはあまり考えにくいことかもしれませんが、骨格の構造上、座っている姿勢は腰にはあまり良い姿勢ではないのです。
1日2時間以上、座ると腰痛リスクが高くなる!?
座っている時は、上半身の体重や負荷が腰にすべてかかってしまいます。
それに対して、立っている時は、腰以外の膝や股関節、足首などの関節がクッションの役割を果たしていて負荷が分散されていて、腰だけに負担がかかるということにはなりません。
普通に座っているだけでも、立っている状態より腰の負担が40%も増加します。背中や腰を丸めるような姿勢が悪い座り方だと、95%も腰への負担が増加してしまうのです。
ちなみに、腰の負担が一番少ない姿勢はあおむけで寝 ている時で、立っている時の4分の1の負担しかありません。
人間は本来1日に2時間以上座っていると、下半身の血管を圧迫してしまいエコノミー症候群のよ うなうっ血状態になります。
テレワークや在宅ワークで自宅にいる時間が長くなっている今は、どうしても運動不足になりがちです。
そこで、身体を意識して動かすことが大切になります。そんなときにおすすめなのが、下半身の筋肉を動かすこと。下半身の筋肉は体の半分以上を占めている大きい筋肉なので、大きく動かして基礎代謝量をアップさせ、血流を良好にさせましょう。